EPA-style通信

魚のアブラで長生きできる

高脂肪食をたくさん食べているのに、心筋梗塞が極端に少ない民族があります。グリーンランドのエスキモーです。エスキモーはアザラシやセイウチを食べ、一般の欧米人より大量の動物性脂肪をとっていますので、常識的には動脈硬化が早く進行し、心筋梗塞の発症は当然多くなるはずです。にもかかわらず、エスキモーに心筋梗塞は非常に少ないのです。なぜでしょうか。

エスキモーの食生活を調べていくなかで、その理由がわかりました。エスキモーはアザラシやセイウチだけでなく、海中の魚貝類もたくさん食べています。この魚貝類に含まれている「EPA(エイコサペンタエン酸)」のおかげであることがわかったのです。

EPAのすすめ

EPAはサバ、サンマ、イワシ、マグロ、プリといったいわゆる青魚に多く含まれています。EPAには血小板の凝集を抑える作用があり、血液中の総コレステロールや中性脂肪を低下させ、さらに動脈の伸展性を保つ働きをもちます。まさに、人々を心筋梗塞から救うために生まれてきた成分だと思いませんか。青魚が嫌いで食べられないという方や、もっと効率よくEPAを摂取して長生きしたいという方は、EPAのサプリメントを積極的に利用しましょう。

EPAウラ話

ふつう、体に本格的に作用する薬というものが新開発されると、まず医師の処方箋が必要な薬として認可されます。それが、長い年月、病院で患者に投与されるうちに安全性が確認されるようになり、薬局などでも市販されるようになるのです。それが新薬発売における通常のパターンです。

ところが、EPAはまったく逆でした。最初に健康食品として薬局で市販されたのです。このことは副作用がほとんどないということを意味しています。その後の研究で、投与する量を増やすと、非常に有効な薬理作用をもつことが証明され、医療現場でも動脈硬化の治療薬として活用されるようになりました。EPAが安全で非常に優れた薬であることの証明といえる出来事ですね。

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