EPA-style通信

白菜のおはなし

鍋料理といつたらコレでしょう。ちょうど鍋がおいしく食べられる頃の11~2月に旬を迎えます。スーパーの野菜コーナーでは、今年も日に日にその存在感を増しています。白菜

白菜。原産地は中国の北部。なるほど、英語ではChinesecabbageと言います。意外にも歴史は浅く、このような形のものが日本で食がられるようになったのは、20世紀に入ってからです。
鍋料理のほか、炒めものや漬物、和え物など食卓で多様に活躍。その生産量は大根やキャベツに次ぐ量で、すっかり日本の食文化には欠かせない野菜となっています。

栄養の面からみると、そのほとんどが水分で、突出して多く含まれているといえる栄養素はありません。比較的カリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富で、ビタミンもバランスよく含んでいます。

一方で、特筆すべきはα‐リノレン酸が含まれていることです。α‐リノレン酸は、体内でEPAやDHAに変換される成分。白菜以外にもほうれん草や大根、春菊、カブ、カボチャ、ブロッコリーなどの冬野菜にも含まれています。冬野菜は体にいいといわれる所以がここにありそうです。

ところで、白菜を選ぶ際のポイントをご存じですか?

まるごとの場合は、しつかりと上が閉じていて、大きさの割にずっしりと重いものがよいです。緑の外葉がついたままの、いきいきしたものを選びましよう。
カットされているものは、断面が平らであることがキーポイントです。白菜は切られてからも成長を続け、時間とともに断面が膨らんできます。膨らんでいるもの=時間が経過しているということです。
また、気になるという人が多い黒い斑点ですが、これは「ゴマ症」といって、白菜特有の生理反応が外観に現れたものです。カビや虫などではなく、実はポリフェノールなのです。安全性には問題ありませんので、そのまま食べて大丈夫です。

保存方法は、新聞紙に包んで、冷暗所に立てておくのがよいでしょう。丸ごとなら、冬場は一ヶ月程度持ちます。カットした白菜は傷みやすいので、ラップで包んで冷蔵庫で保存し、早めに使い切りましょう。

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