EPA-style通信

川魚の王様は栄養満載

川魚の代表格といえばですね。川魚の王、清流の女王などと呼ばれる高級食材です。この季節、海での生活を終えた鮎たちが、川の上流めざして遡上を始めます。しばらく成長を待って漁の解禁。友釣りや鵜飼といった珍しい漁法は、夏の風物詩として有名です。
縄文遺跡から鮎の骨が出土していますから、そんな昔からずっと日本人は鮎を食べていたようです。「古事記」と「日本書紀」にも、神功皇后が現在の佐賀県で鮎釣りをされたお話が出てきます。
鮎はやっぱり塩焼きでしょうか。酒蒸し、天ぷら、唐揚げ、甘露煮。美味なだけあって、味わい方も様々です。鮎の姿寿司も人気があります。

実はこの鮎、栄養素が満載なのです。まず炭水化物や脂質の代謝をスムーズにするビタミンB12。造血作用もありますから貧血を予防します。神経細胞内の核酸を合成して神経機能を正常に保ち、精神を安定させる作用もあります。
骨や歯を構成する大切なミネラルであるカルシウムやマグネシウム、リン。中でもカルシウム量は、イワシの3倍ともいわれています。カルシウムやリンの吸収を促すビタミンDも内臓に多く含まれています。これらをもらさず摂るためにも、小さい鮎なら骨ごと食べるのがお勧めです。
ビタミンEも魚類トップクラスの含有量。強い抗酸化作用がありますから、活性酸素の働きを抑えて動脈硬化、皮膚や血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれます。また、発ガン抑制作用、心疾患、脳卒中の予防にも効果を発揮します。
ビタミンB3は、3大栄養素の代謝を促進するための補酵素として働きます。胃腸など消化系の働きを促進したり、皮膚や粘膜の健康を維持し、肌荒れや□内炎を防ぎます。アセトアルデヒドを分解するため、二日酔いの防止にも有効です。EPA・DHA豊富な鮎

みなさん気になるEPA・DHAだって、もちろん豊富です。店頭に並んでいる鮎の多くは養殖ですが、天然ものに比べて脂肪が多いのです。ということはEPA・DHAも、天然ものより養殖のほうが多く含まれているということです。

これら満載の栄養素を鮎から摂れる季節が、今から待ち遠しいですね。

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