EPA-style通信

えごま油(しそ油)ってどういうの?

このところ、メディアで「えごま油」が大きく取り上げられています。ダイエット、生活習慣病の予防、アンチエイジングにと話題の健康オイルです。

えごま油は、その名のとおり、えごま(荏胡麻)の種子を圧搾して取り出した油。えごまとは一年草のシソ科の植物で、青シソ(大葉)とよく似た葉をもつ植物です。「ごま」とは全く別物になります。韓国ではえごまの葉を食べる文化があり、キムチ漬けが有名です。

原産地はインドの高地から中国の雲南省の高地一帯といわれています。日本に入ってきたのは平安時代。それから江戸中期までの間、灯明油、傘やちょうちんの防水剤、建築資材や家具などの防腐剤といった用途で人々の生活に利用されてきました。現在は主に食用として使われており、国内では東北、中部甲信、山陰地方などのごく一部で作られているだけです。

えごま油が健康オイルと呼ばれるのは、「α-リノレン酸」という成分が多く含まれているからです。

α-リノレン酸は、体の中でEPAやDHAに変換され、血中の悪玉コレステロールを減らて善玉コレステロールを増やし、脳梗塞や心筋梗塞、高血圧、ガンの発生を抑制する効果があります。

ほかにも、カルシウムやマグネシウムといった成分を豊富に含み、さらに香ばしく旨みもあるとなれば、少々値が張るものの毎日の料理に利用したい油です。

利用に際しては以下の2点を覚えておいてください。えごま油や亜麻仁油などのα-リノレン酸系列の油の特徴として、酸化しやすいということがあげられます。酸化した脂肪酸を摂ることは体にとってあまりよいことではありません。ですから、α-リノレン酸系列の油を使用する場合は、できるだけ早めに使い切ることが大切です。

また、熱に弱い性質があるため、ドレッシングやマリネに使用するなど、火を通さずに使う方がよいでしょう。

一覧へ戻る

このエントリーをはてなブックマークに追加