EPA-style通信

畑の薬 らっきょうのチカラ

理にかなう-「理に適う」と書くとおり、理屈や道理にあっていることと、合理的であることを意味します。

普段、何気なくしていることが、実は理に適っていた・・・。これ、意外に多いのです。たとえば、食べ合わせ。「とんかつ+キャベツ」は、キャベツに含まれるビタミンUが胃に負担のかかる揚げ物の消化を助けます。「米+海苔」の黄金の組み合わせもそのひとつ。ごはんのような炭水化物をエネルギーに変えるにはビタミンB1が必要なのですが、海苔にはそのビタミンB1が豊富に含まれています。ほかにも、「サンマ+大根おろし」、「鰻+山椒」なども理に適っている食べ合わせです。

さて、6月に旬を迎える野菜のひとつにらっきょうがあります。スーパーでもちらほら見かけるようになりました。

らっきょうといえば、甘酢漬け。最近は塩漬けのものも人気でしょうか。

コリコリ、カリカリと歯ごたえのよい食感が食欲をそそるらっきょうは、言わずと知れたカレーライスの友。実はこの食べ合わせも理に適っています。

らっきょうには、たまねぎ・にんにくなどと同様、アリシン(硫化アリル)が多く含まれています。アリシンは、ビタミンB1の吸収を助けるので、ビタミンB1を含む他の食材と合わせると効果的です。ですから、ビタミンB1を多く含む豚肉を使ったカレーとの相性は特によいといえます。疲労回復におすすめの組み合わせです。

そして意外にも食物繊維が多く、野菜の中でダントツを誇ります。腸内環境を整え、免疫力を高める。ほかにも、疲労回復、利尿発汗作用、そしてEPAさながら血液サラサラ効果もあるという優れものです。らっきょうが「畑の薬」といわれているのも理解できます。

カラダにうれしい野菜といえるのですが、食べ過ぎると腹痛や胸焼けを起こすこともあるので、摂りすぎにはご注意を。

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