EPA-style通信

穴のあいたおいしい茎

れんこんは漢字で「蓮根」と書きます。でも蓮(はす)の根ではなく、厳密にいうと蓮の茎なのだそうです。つまり、わたしたちは蓮の茎を食べているということになります。

さて、れんこんといえば「穴」というイメージがありますが、この穴はなのためにあるか知っていますか?

蓮は水生植物で、通気組織も発達しています。葉、茎、花などすべての部分に縦に貫通した数本の穴があり、地下茎であるれんこんにつながっています。れんこんの育つ水中(泥の中)には十分な空気がありません。この穴によって葉から取り入れた空気をれんこんに届けているのです。

早いものでお正月まであとひと月あまり。おせち料理に欠かせないもののひとつに、このれんこんがあります。れんこんの穴を覗くと「先が見える」「先が見通せる」ということから、縁起ものとして料理に使われるようになったそうです。

れんこんの旬は冬です。秋口に出荷される新れんこんは柔らかくあっさりとして、冬のものは粘りが出て甘味も増します。

また、部位によっては料理の相性が変わります。やわらかい先端部はサラダに。歯ごたえのよい真ん中の部分は天ぷらで。身がしまっている根元の部分は煮物に。魚との相性もよく、いわしや梅干しなどと煮ても美味です。

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